レポート by したコメサポーター 杉恵子
写真 by したコメサポーター 佐藤啓二
したコメ2日目、9/15(土)のプログラムのトップを切って浅草中映劇場で
岡本喜八生誕88周年記念特集・第1弾「ああ爆弾」が上映されました。
オープニングトークでは、
いとうせいこうしたコメ総合プロデューサー(以下、いとうP )と
大場しょう太したコメディレクター(以下、大場D)が、
監督と作品へのリスペクトを熱く語りました。
いとうP:
「したコメ」が始まってからずっとやりたかった岡本喜八特集が出来てとても嬉しい。
特にこの「ああ爆弾」は邦楽と洋楽が見事にコラボした和製ミュージカルとして、
音楽的にも素晴らしい作品で、どうしてもみんなにスクリーンで観て欲しかった。
浅草中映劇場は10月に閉鎖が決まっているが、昭和の匂いを残すこの劇場で
時代を代表する岡本監督の映画を上映出来ることは誠に意味深い。
大場D:
昭和39年制作なのに全然色あせて感じない。
いとうP:
監督は日本の古典芸能への造詣も深かったんだと思う。
能・狂言と洋楽のタックルというか、和の伝統的なセリフ廻しや
様式美にダンスやミュージカルの要素が加わって、
時代や想像力を遥かに超えた凄い映画になっている。
大場D:
ポイントは?
いとうP:
特に太鼓のリズムで主人公が起き上がってくるシーンがいい!
革新的なカットバックの技術や俳優陣の怪物ぶりも見逃さないで欲しい。
オープニングトークの後、『ああ爆弾』を上映、会場には、岡本みね子夫人、娘さんの真実さんがお越しくださいました。
プログラム: 生誕88周年記念 岡本喜八監督特集〜KIHACHI MEETS COMEDY〜