レポート by したコメサポーター 斎藤義久
写真 by したコメサポーター 佐藤啓二
浅草中映劇場での「岡本喜八監督特集」のラストは、『独立愚連隊』。
上映前の舞台挨拶には、出演もされているミッキー・カーチスさんと
岡本監督夫人のみね子さんが登壇しました。
(MC:武井崇)
岡本監督デビュー作で、奇しくも映画デビューとなったミッキーさんと
監督夫人ならではの、思い出話や映画製作の裏話、
さらには、ちょっとした暴露話まで炸裂!? まだまだ話尽きない様子で、
終了間際には、お客さんからの質問にも丁寧に答えていました。
【詳細をレポート!】
浅草中映劇場で行われた「岡本喜八監督特集」の有終の美を飾った
『独立愚連隊』上映には、はやくから多数のお客様たちが詰めかけました。
その日の全作を制覇しているお客様もいらっしゃるようで、岡本監督の
人気の高さを窺い知れる上映会となりました。
舞台挨拶に立ったミッキー・カーチスさんと岡本みね子監督夫人は、
お互いに数十年来の友人でもあり、遠慮のない昔話に花が咲きました。

とくに、本作の出演者でもあるミッキーさんが、当時どれほどの人気者だったかを披露。
それ以上に、どれほど岡本監督と仲が良かったについては、
夫人が当時ミッキーさんに対して、ちょっぴり嫉妬していたんではと窺わせるほど、
多くの事例を挙げてミッキーさんを困らせるほどでした。

もちろん、岡本監督の映画創りにおける様々な努力や工夫にも話が及び、
多くのコメディ作品が世に出るまでの製作秘話や、さらには、当時の各映画会社の
気質みたいなものやしきたりなど、普段は知ることのできない珍しい裏話まで
飛び出し、映画ファンや岡本喜八ファンにとっては堪らない時間が過ごせました。
【登壇者コメント】
ミッキー・カーチス:
「2枚目半という言葉は、俺から始まったんだよ」
岡本みね子:
「監督とミッキーさんの2人は、本当に仲良くて、いつも2人でイチャイチャして、
映画の話や音楽の話で、じつに楽しそうでした」
プログラム: 生誕88周年記念 岡本喜八監督特集〜KIHACHI MEETS COMEDY〜